利息だけ返済ってOK?ダメ!場合により契約違反とみなされますよ

キャッシングを利用している場合、利息だけ返済すると言う事は出来ません。あくまで、元本プラス利息プラスリボルビング払い(リボ払い、またはフレックス払いとも呼びます)利用により発生する手数料の合計が、月々の返済金額となります。

ただし、返済不能となってしまったケースでは、非常に稀にではありますが、まず、元本とリボ払いにより生ずる手数料を返済し、利息は元本の返済が終了してから返済する事もあります。

それでも、返済が苦しくなって来た場合は、可及的速やかに、業者に相談して、返済方法を変更してもらうべきです。元本と利息を別々に返済すると言う状態は、繰り返しますが、非常に稀なケースです。

業者サイドとしても、元本と利息を別々に返済すると言う事態は、「喜ばしい状態」では、決してありません。返済方法の相談には、業者は快く応じてくれます。相談の上、月々の返済金額を低く抑えるなどの手段を講じてくれます。

元本と利息を別々に支払うと言う、「非常事態」に陥ってしまった場合、元本の返済にも、利息の返済にもリボ払い利用により生じる手数料が上乗せされます。一見、業者の収入源であるリボ払いの手数料が二重に支払われる様に思えます。

しかし、現状は異なります。元本の返済には、リボ払いによる手数料が上乗せされますが、利息のみの返済には、手数料はわずかしか上乗せされません。従って、業者にとっては、元本と利息の合計金額の返済時に上乗せされる手数料の方が、はるかに高いのです。

ですから、利息だけを返済されると言う事態は、業者にある種の「損害」を与える事にもなりかねません。場合によっては、契約違反で融資が打ち切られ、融資残額の一括返済を請求される事にもなり得るのです。気を付けましょう。

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